阿豆らいち (id:AzuLitchi)さんに喋ってたことからメモ。
『ファウスト』*1などでもそうなのだが、男（子）の物語は堕ちることを許容する。這い上がることができる。這い上がろうとする姿こそ人間の美しさと称賛される。
また、クズにはクズの社会があり、その社会でちゃんと認められたりする。
女（子）が堕ちると大抵の場合浮上は許されない。女は身体、己に値段をつけて売ることになるからだ。それはその後どんなに状況が改善しても値札を自らに付けた「女」（≠人間）となってしまう。
その値段が高かろうと安かろうと関係ない。値段がついた「もの」となって、そういう層の社会は結局「男」（＝人間）に支配されている。
今の夜職の女たちがホストに貢ぐように。
ジャッジするのは自らだとはいえ、一度「もの」になることを受け入れると人間に戻るのは難しい。まして元が亜人間扱いの女だと。
女子の物語は上に向かうか現状維持の苦悩となりがちで、男子のダイナミックさとは違う方向に展開していくよなぁ、とか。
私は私の価値観で生きていく・・・そんなに人は強くない。他人の目、他者の思考、社会、大衆を舐めるものは大衆に殺されてしまうのだ、的な。
*1:すんません、ちゃんと読んでないですwwwww
