スナックelve 本店

バツイチ40代女の日記です

虹色とうがらし


あだち充の異色作? 『虹色とうがらし』
意外と説教臭い作者の性格が垣間見え、「少年」漫画だなぁ、と。女性の扱いが酷いんよ。

色々設定に無理がありすぎる。父親が一緒で母親が違う兄弟。父親は不明。母の遺言(?)で7人揃って長屋で暮らす。
んでそれぞれの故郷に墓参りする。
母親7名全員短命かよ、と。
特に触れられなかったけど父親が短命の女ばかり狙ってんじゃ!?

あとねー、菜種って唯一の女子がいるんだけど、その母親が日記を書いていて、その日記に菜種に知られたくない秘密が書かれてるって設定で・・・どうしたと思う?


燃やしやがりましたよ、日記を。家ごと。

んですぐその秘密は菜種にバレるんですよ。

「秘密」を守るために思い出の家も、他にも色々書かれていたであろう思いのこもった日記も燃やす。すっごい「少年」思考よなぁって思いました。
ああ無情。

『H2』、『MIX』も同時進行で読んでるんだけど、やっぱりあだち充の描く「ヒロイン」って男にとって都合のいい人間以外のナニカでしかなくて、令和にはちょっとそぐわないのでは、と思いました。

いや、好きなんですけどね。