女子高生の恋の相手はバイト先の店長(45)という、ある意味掲載誌(ビッグコミックスピリッツ)の読者に都合の良い妄想話のような漫画である。
好評価なブログ何個か見かけたので4巻まで読んでみた。
- 作者: 眉月じゅん
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2015/04/03
- メディア: Kindle版
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店長目線ではなく女子高生目線で店長に思いを募らせる日々がメインストーリーっぽい。
徐々に店長が純文学好きであるとか、主人公の友人関係なんかも描かれていく。
なーんかひっかかるンだよねぇぇ。
特に引っかかったのが主人公が店長のこと思いながらハァハァ言って顔赤らめたり汗ばんだ肢体を描いたりする場面。
オナニーしてるならオナニーしてるってかけよ!!!(爆)
中年男性からしたら、女子高生が俺のこと想ってくれていたら~みたいな(ピュア)妄想で「俺のこと想ってオナニーしたりしてwww」ってなかなか無いだろうなぁって思うんだよね。 そういう所男の人って結構ウブじゃん?
ここは女性作家が思いきって女性に主体的な欲望(性欲)を持たせたんだと思うので、いっそ規制チャレンジレベルで描いて欲しかった、描くなら。
私の脳内おっさんは描かないでピュアピュアお花畑妄想で続けてくれる方が喜ぶ。
女の子に夢見がちである。かつてそんな「女の子」だったことないのにね。
- 想い人を見つめているのに当人から「ゴミをみるような目」と表されていた主人公の表情に関してはあまり掘り下げてない感じ。
- 雑誌掲載時「ライン」だった部分が「メッセ」になっているようで、ちょっとわかりにくかった。ググってて気づいた
- 店長の方の性欲が描かれていないので聖人のようだ。こんな男いない(酷いw)
- 女子高生がキラキラオーラ出してるだけでありがたい、おっさんの為の漫画(言い切ったw)なので店長側はそんな掘り下げないで、主人公側の日常系漫画で片思いの相手が店長で店長はひたすら戸惑うって方が受けそうだが長期連載には向かないか
- 主人公の性格的にさっくり告白してしまったし、その後もイケイケ状態だが、これはこれで、おっさん歓喜なのか?
- やれないから尊いのだが現実だと絶対やってるよな、このパターンって思う自分が悲しくなる
というわけで、妙な気持ち悪さと悲しさを経験しました。こんなおっさんいない、ずるいずるい!(別にずるくない)的な感情だろうか。自分でもまだよく分からない。